生態工学会とは? 活動状況 生態工学会誌 入会案内 リンク トップ頁
基本方針
| 総会報告 | 事業計画 | 2014収支決算 | 2015予算 |
 2015年度 生態工学会 総会報告   

2015年6月27日(土)13時〜14時 於: 明治大学 黒川農場にて生態工学会2015年度総会が開催された。報告および承認された内容を以下に示す。

(1)総務委員会(総務部門/庶務)

1.2014年度総会

総会(2014/6/27 プラサ ヴェルデ)では、2013年度の活動報告、会計(監査)報告、2014年度事業計画及び予算について審議し、承認された。

2.理事会

1)第1回理事会
2014/5/30に開催し、2014年度年次総会の議案を審議し、承認された。
2)第2回理事会
2014/10/24に開催され、各委員会活動の中間報告と今後の予定について審議・承認された。
3)第3回理事会
2015/3/5に開催され、2015年次大会の開催場所、日程が審議され、2015/6/27-28、明治大学 黒川農場での開催が承認された。また、学会賞候補者の選考結果等の案件について審議、承認された。

3.総務委員会

総務委員会を4回(2014/5/30、10/24、2015/3/5)開催し、委員会活動全般につき協議した。

4.会員状況

入会勧誘を年次大会、シンポジウム等のイベントや学会誌、ホームページなどを通じて行った。2015/3/31現在の会員数は下記の通りで、2013年度末と比べ正会員14名減少、学生会員が7名増加となり会員全体では8名減少した。また、賛助会員については11団体、14口で増減なしであった。
会員数 (2015.3.31現在、カッコ内は2014.3.31との比較)
終身会員 1名(増減なし)
正 会 員 322名(14名減)
学生会員 41名(7名増)
合  計 363名(8名減)
賛助会員 11団体14口(増減なし)
耐圧硝子工業株式会社(1口)、清水建設株式会社(1口)、ダイキン工業株式会社(2口)、株式会社フジタ(1口)、日揮株式会社(1口)、ホテイ産業研究所(1口)、株式会社サイエンテック(2口)、一般社団法人ヤンマー資源循環支援機構(2口)、中部エコテック株式会社(1口)、宇宙システム開発株式会社(1口)、岩崎電気株式会社(1口)

(2)編集委員会

1.生態工学会誌の発刊

生態工学会誌「生態工学」26巻2号〜27巻1号(2014年4月、7月、10月、2015年1月発刊)を発行した(内容:原著論文10、短報2、受賞記念寄稿2、委員会企画もの1、ニュース・企画・報告・お知らせ、投稿規程、総ページ141)。 また、26巻4号までをJ−STAGE上の電子ジャーナルとして公開した。

2014年度「生態工学」掲載論文一覧

種 類

第26巻

第27巻

特別寄稿

 

 

 

 

特集論文

 

 

 

 

原著論文

短報

 

 

総合論文

 

 

 

 

解説・資料

 

 

受賞記念寄稿

 

 

 

ニュース・企画・報告

2.編集委員会の実施

2014年度は1回の編集委員会および4回の定例メール会議を実施した。

3.学会賞候補者の推薦について

奨励賞候補者の推薦を行った。

(3)企画委員会

1.日本地球惑星科学連合2014年大会(合同開催)

日  時 2014年4月28日(月)〜5月2日(金)
会  場 パシフィコ横浜(横浜市)
主  催 日本地球惑星科学連合
セッション 30名
参加人数
特記事項

4月29日(火)にセッション「惑星と閉鎖生態系における生物のシステム-微生物からヒトまで」において、6件の口頭発表と3件のポスター発表を実施した。

2.2014年度生態工学会年次大会(主催)

日  時 2014年6月27日(金),28日(土)
会  場 プラサ ヴェルデ (静岡県沼津市)
参加人数

80名

特記事項

一般セッション口頭発表 20課題、ポスターセッション22課題
特別講演会「生態系保全に向けた地域の資源・エネルギー有効利用」
静岡県における再生可能エネルギー利用の現状と展望/平井一之 (静岡県環境資源協会)
施設園芸の省エネルギー技術/林 真紀夫(東海大学)
静岡県における水産と我々の取り組み/遠藤 雅人(東京海洋大学)

3.第7回生態工学・定例シンポジウム

日  時 2014年11月7日(金)13:30〜17:00
情報交換会 17:30〜19:00
会  場 東京工業大学大岡山キャンパス西8号館E棟10階1001号室
参加人数

30名

テ ー マ

再生可能エネルギーの現状と課題
再生可能エネルギーの現状と課題/佐久秀弥(経産省資源エネルギー庁)
人類の太陽エネルギー時代が始まった/玉浦裕(東京工業大学)
洋上風力発電と海洋エネルギー利用の現状と課題/塩原泰((一社)海洋産業研究会)
宇宙太陽光発電システムについて/藤田辰人(宇宙航空研究開発機構)

4.第58回宇宙科学技術連合講演会(共催)

日  時 2014年11月12日(水)〜11月14日(金)
会  場 長崎ブリックホール(長崎市)
主  催 日本航空宇宙学会
特記事項

オーガナイズドセッション「宇宙で生きる!」を企画、13日(木)に18件の講演実施

5.定例研究会

第1回
テーマ 植物工場空調の現状と課題
日  時 2014年5月30日(金)
場  所 駿河台記念館
講  師 伊能利郎先生(ダイキン工業株式会社)
第2回
テーマ 竹林整備で日本を救う
日  時 2014年10月24日(金)
場  所 駿河台記念館
講  師 篠崎正利先生(認定NPO法人蔵前バイオマスエネルギー技術サポートネットワーク)
第3回
テーマ

福島県における復興支援の取り組み

日  時 2015年3月5日(木)
場  所 東京文化会館
講  師 中林和重先生(明治大学)

(4)表彰委員会

1.表彰式、受賞記念講演の実施

2014年度総会(2014年6月27日 プラサ ヴェルデ)後に表彰式を行ない、以下の通り表彰した。
【生態工学会賞学術賞】

中林和重/植物生体電位を用いた植物の貧栄養診断法と光照射による生長改善法の研究

【論文賞】

宮嶋宏行/月面移動探査のための分散型生命維持システムの運用に関する一連の研究

【奨励賞】

小倉裕司
/ 粘土鉱物の荷電特性を利用したトマトの水耕栽

寺尾卓真
/ マイクロコズムにおける空間効果:個体ベースモデルによる2 種の分解者の共存と生物体量振動現象の解析

2.2014年度年次大会における優秀発表の表彰

2014年度年次大会(2014年6月27〜28日 プラサ ヴェルデ)における優れた研究発表に対して、以下の通り表彰した。
【講演論文賞】

木村駿太、加藤浩、馬場啓一、佐藤誠吾、富田-横谷香織
/ 陸棲ラン藻Nostoc sp. HK-01 における耐性機能の高い細胞形態

中林和重、高橋昂平
/ セロリを用いた養分吸収と植物生体電位の研究

東尾恭詳、齋藤高弘
/ 蛍光分光法を用いた酵母のモニタリング

西野康人、中川至純 北村充彰
/ オホーツク沿岸海跡湖能取湖における海氷生成期のクロロフィルaの動態

3.被表彰者の選考

2015年度被表彰候補者について審議し、以下の通り選考した。
【生態工学会賞学術賞】
大西充
/ 宇宙用生命維持技術の研究
【奨励賞】
田村匡嗣
/ 交流高電圧印加電極上で保蔵したホウレンソウの品質に関わる特性変化の検討
千葉陽介
/ 大豆麹を加えた味噌原料の熟成中のORACと色の変化
【特別功績賞】
大政謙次 / 生態工学に関する一連の研究および学会運営に対する功績

(5)広報委員会

1.SEE Quick配信(メール配信)の運営

SEE Quick配信依頼に対する取り扱い方法の運用を通して、会員並びに関連学会からの情報の速やかな配信業務が成し遂げられ、2014年4月1日から2015年3月31日までに137回(通算1029回)情報提供を行った。

2.HPの内容の更新

HPの内容のうち、学術講演会、年次大会、学術賞、定例研究会、委員会活動、投稿規定の頁の整備状況を精査し、順次更新した。

(6)国際委員会
2014年後期にスイス連邦工科大学(ETH)滞在中に見学した研究室の研究内容紹介を海外通信という形でEco-engineering(27巻2号, 49-50頁 (2015))に掲載した。

(7)事業推進委員会
東日本大震災復興に関わる植物工場技術支援を、活動テーマに盛り込んだ。

(8)次世代科学社会活性化委員会
1.第11期男女共同参画学協会連絡会の定例運営委員会に参加した。
2.平成26年10月4日に東京大学駒場キャンパスで開催された第11回男女共同参画学協会連絡会シンポジウムに参加しポスター発表を行った。
3.次世代科学社会活性化委員会の中に若手の会を配置し、この発足準備を進めた。
4.2014年4月29日に開催された地球惑星連合大会におけるセッション開催日に、参加者らとの談話会の席を設けた。
5.当委員会による“世代を超えて互いに知り合う場“の企画枠として学生から提出された海外研修紀行文を推薦し生態工学会誌に掲載した。

(9)出版企画委員会
生態工学ハンドブック(電子版)にて、2014年7月10日「第6章 エネルギー・物質生産と生態工学」、「第7章 センシングと生態工学」、「第8章 光と生物」発行。また、2015年1月10日「第5章 農業と生態工学」、「第3章 陸域環境と生態工学」を発刊した。

(10)各支部活動報告
【北海道・東北支部】
 支部活動の活性化および学会会員増強に関して検討を行った。
【関東支部】
 支部活動の活性化を図るため、6月に開催された年次大会(プラサ ヴェルデ)ならびに11月に開催された第7回生態工学定例シンポジウムの運営に協力した。
【中部・東海支部】
 支部活動の活性化および学会会員増強に関して検討を行った。
【関西支部】
 2014年度における関西支部の活動報告は、日本農業気象学会近畿支部との共催によるシンポジウムを開催し、支部活動の充実と共に生態工学会の広報活動の充実を図りました。また、関西支部における活動の活発化を行うための資金調達の検討も行いました。以下に、各概要を記載します。
  1. 生態工学会関西支部・日本農業気象学会近畿支部共催シンポジウム
  2. 「気候変動とその生態系や私達の暮らしへの影響を考える(1)」
    日  時 2013年11月29日(土) 14:00〜16:45
    場  所 大阪府立大学 I-siteなんば
     〒556−0012
     大阪市浪速区敷津東2丁目1番41号南海なんば第1ビル2・3階
     http://www.osakafu-u.ac.jp/isitenanba/map/
    参加費 無料
    プログラム
    (敬称略)
    1)「気候変化をもたらすもの−気侯の過去と向き合い将来を見通す−」
     青野靖之(大阪府立大学生命環境科学研究科)
    2)「ヒートアイランド現象とその対策−行政施策・技術開発・市民活動−」
     山田宏之(大阪府立大学生命環境科学研究科)
    3)「温暖化が昆虫に及ぼす影響について−その直接効果と間接効果−」
     藤崎憲治(京都大学名誉教授)
  3. 支部会活動充実に向けた検討
  4. 支部会によるシンポジウム開催等において、活動費とし支部会員より支部会費の徴収の検討を理事会に答申の上、支部会費の徴収に関し「支部会費規則」を作成し理事会に提案を行った。
【中国四国支部】
  1. 愛媛大学 植物工場先端技術セミナーの後援
  2. 日  時 2014年6月30日(月)13:00〜16:30
    場  所 愛媛大学農学部 大講義室
    タイトル 植物工場における先駆的植物生産
    −有用成分の増産技術・植物体最適化技術−
    概  要 植物工場における農作物生産では,収益性を向上させるための様々な可能性が検討されている。有用成分の高効率生産技術はその最たるものであり、人工光型植物工場のみならず太陽光利用型植物工場においてもその生産技術の確立が急がれている。他方,植物体の環境応答性を改変することで作物自体を環境調節システムに最適化させて生産性を向上させる技術も検討されている。本セミナーでは、植物工場における有用成分の増産技術・植物体最適化技術について検討する。
  3. 愛媛大学 植物工場先端技術セミナーの後援
  4. 日  時 2014年10月30日(木)13:00〜16:20
    場  所 愛媛大学農学部 大会議室
    タイトル 植物工場の普及に向けた学術的取組み
    −日本学術会議と愛媛大学−
    概  要 精力的な研究開発により、植物工場の商業的成功モデルも提案されつつある。 しかしながら、生産性の最大化に向けた取組みは継続的に進められるべきであり、そこでの学術の貢献は不可欠である。本セミナーでは、特に太陽光植物工場の普及拡大を推進するための学術面での支援体制のあり方について検討するために、植物工場の現状を確認した上で、日本学術会議大型研究計画に関するマスタープラン(マスタープラン2014)における植物工場研究課題と愛媛大学植物工場研究センターの新たな情報提供の仕組みについて報告する。
  5. 愛媛大学植物工場人材育成プログラムの実施協力
  6. 愛媛大学植物工場人材育成プログラムの実施に広報等で協力した。
【九州支部】
 高専での集中講義の際に本会の紹介を行うなどして会員募集を行った。
 2016年に宮崎で開催予定の生態工学会年次大会準備のため、みやざき観光コンベンション協会職員と会い、学会開催支援の情報収集を行った。

(11)2014年度会計報告・2014年度会計監査報告
2014年度の会計、収支決算は収支決算書の通りである。
| 総会報告 | 事業計画 | 2014収支決算 | 2015予算 |

| 生態工学会とは | 活動状況 | 学会誌 | 入会案内 | トップ |

生態工学会事務局  E-mail: office @ see. gr. jp

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>