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基本方針
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 2025年度 生態工学会 総会報告   

2025年7月4日(金)13:30〜14:20 於:柏の葉カンファレンスセンターにて生態工学会2025年度総会が開催された。報告および承認された内容を以下に示す。

(1)総務委員会(総務部門/庶務)

1.2024年度総会

総会(2024年6月29日開催:愛媛大学樽味キャンパス)では、2023年度の活動報告、会計(監査)報告、2024年度事業計画および予算について審議し、承認された。

2.理事会

1)第1回理事会
2024年5月29日にハイブリッド開催(東京文化会館、Zoom)し、2024年度年次総会の議案を審議し、承認された。
2)第2回理事会
2024年10月29日にハイブリッド開催(東京文化会館、Zoom)し、各委員会活動の中間報告と今後の予定について審議・承認がなされた。また、2025年度年次大会の開催について審議され、2025年6月下旬に千葉大学での開催が承認された。
3)第3回理事会
2025年3月4日にweb開催(Zoom)し、2025年度年次大会の準備状況が報告された。また、学会賞候補者の選考結果等の案件について審議、承認された。

3.総務委員会

総務委員会を3回(2024年5月29日、10月29日、2025年3月4日)開催し、委員会活動全般について協議した。

4.会員状況

会員数 (2025年3月31日現在(カッコ内は2024年3月31日からの増減))
終身会員 1名(増減なし)
正 会 員 319名(7名増)
学生会員 81名 (5名増)
合  計 401名 (12名増)
賛助会員 5団体6口(増減なし)


ダイキン工業株式会社(2口)、ホテイ産業研究所(1口)、宇宙システム開発株式会社(1口)、クリムゾンインタラクティブ(1口)、プライムデリカ株式会社(1 口)

(2)編集委員会

1.生態工学会誌の発刊

生態工学会誌「生態工学」36 巻2 号〜37 巻1 号(2024 年4 月、7 月、10 月、2025 年1 月発刊)を発行した(内容:原著論文3、短報3、受賞記念寄稿1、ニュース・企画・報告0,お知らせ,投稿規程)。なお、2025 年4 月23 日時点で査読中の原著論文は0 報、著者修正中の原著論文が1報、受理済みの原著論文が1 報であり、短報は査読中0 報、修正中1 報、受理済0 報である。また、37 巻1 号までをJ−STAGE上の電子ジャーナルとして公開した。

2024年度「生態工学」掲載論文一覧

種 類

第36巻

第37巻

特別寄稿

 

 

 

 

特集論文

 

 

 

 

原著論文

 

 

短報

 

総合論文

 

 

 

 

解説・資料

 

 

 

 

受賞記念寄稿

 

 

 

ニュース・企画・報告

 

 

 

 

2.編集委員会の実施

2024 年度は大会時の編集委員会および定例メール会議4 回を実施した。

3.学会賞候補者の推薦について

本年度は奨励賞、論文賞の該当者なしとして表彰委員会に報告した。

(3)企画委員会

1.日本地球惑星科学連合2024年大会(合同開催)

日  時 2024年5月26日(日)〜5月31日(金)
会  場 幕張メッセ、オンライン(ハイブリット方式)
主  催 日本地球惑星科学連合
特記事項 5月26日(日)にセッション「圏外環境における閉鎖生態系と生物システムおよびその応用」において、口頭発表5件(13:45〜15:00)、現地ポスター発表5件(17:15〜18:45)を実施した。また、同日にポスターフラッシュトーク (15:00-15:15)を実施した。

2.2024年度生態工学会年次大会(主催)

日  時 2024年6月29日(土)〜6月30日(日)
会  場 愛媛大学樽味キャンパス農学部大講義室
参 加 数 80名
特記事項 ■ 6/28 エクスカーション「植物工場研究センター(当時)」 参加9名
■ 一般セッション口頭発表 10件、ポスターセッション 16件
■ オーガナイズドセッション 4件
「食と健康の未来を考える」    関西支部、産学連携委員会
「宇宙での食料生産」       宇宙事業推進委員会、CELSS委員会
「循環型社会構築の展望と課題」  循環型社会構築委員会
「日本を元気にするNPOの活動」  NPO法人蔵前バイオエネルギー 
■ 一般公開シンポジウム「中山間地域と里山の持続性に貢献する農林業DX」
1. DX で強くなる中山間地域の高付加価値農業生産
「トライアングルエヒメ推進事業における農業 DX への期待」
高岡晃仁(愛媛県企画振興部 デジタル戦略局長)
「施設園芸を強くする最新スピーキングプラントアプローチ(SPA)」
高山弘太郎(豊技大院 教授、愛媛大院 教授)
「ストロング・ミニマム園芸を支える DX?施設園芸と柑橘?」
藤内直道(愛媛大院 助教)

2. 中山間地域の維持に不可欠な里山の DX
「里山を構成する森林を対象としたデジタル計測」
都築勇人(愛媛大院 准教授)
「科学的知見に基づいた森林保全を通じた里山の維持」
鍋嶋絵里(愛媛大院 准教授)
「森林教育の DX と森林・林業 GX・SX 担い手育成」
小林 修(愛媛大 教授、SDGs 推進室副室長)

3.日本マイクログラビティ応用学会 第36回学術講演会 JASMAC-36(協賛)

日  時 2024年9月10日(火)〜9月12日(木)
会  場 同志社大学室町キャンパス寒梅館
特記事項 オーガナイズドセッション「宇宙惑星居住・ECLSS」を9月11日に実施。
OS1-1 月の縦孔・地下空洞 〇春山純一、〇JAXA/うずめワーキンググループ
OS1-2 花柄ディンプルと曲線折りで金属製多面体を展開する月面ベースキャンプ
〇佐藤淳, 河鰭実之, 横関智弘(東京大学),斉藤一哉(九州大学),大畑勝人
(樺|中工務店),桜井誠人,阿波田康之,星之内菜生(JAXA)
OS1-4 一般民間人滞在のための快適ECLSS 〇野中 朋美、〇早稲田大学
OS1-5 宇宙に地球の生態系は必要か? 〇山敷庸亮、〇京都大学。

4.第68回宇宙科学技術連合講演会(共催)

日  時 2024年11月5日(火)〜11月8日(金)
会  場 姫路市文化コンベンションセンターアクリエ ひめじ(兵庫県姫路市)
    オーガナイズドセッション「宇宙で生きる!〜宇宙居住と物質循環〜」
一番大きな会場で元宇宙飛行士二名の発表もあった。
3A17 ECLSS 研究開発の今後10 年の傾向と対策○桜井 誠人, 島 明日香(JAXA)
3A18 有人宇宙開発における日本の役割強化 - 教育プラットフォームとしてのECLSS LAB のケーススタディ-、蓮見 大聖(Amateras Space Inc.)他
3A19 月面1000 人社会におけるECLSS モデルシミュレーション○諸島 玲治,広崎 朋史(宇宙システム開発), 他
3A20 有人Mars Flyby ミッションのECLSS 設計の課題○宮嶋 宏行(国際医療福祉大)
4A01 有人宇宙活動における循環型社会の実現に向けた課題○市村 周一(京大)他
4A02 宇宙的日常性を体験する食体験ワークショップ「うちゅうのふつう。ちきゅうの
ふつう。うちゅうでふつう。」○野中 朋美(早大)他
4A03 未来世代の化学を創る連続生産技術○増田 光一郎(産総研)
4A04 ハイブリッド型生命維持システムとその要素技術のスピンオフ○小口 美津夫
4A05 有人宇宙探査向け水再生システムの開発とその軌道上実証状況○松本 千誉(栗田工業)他
4A06 宇宙居住に資する窒素化合物回収と資源化○橋 顕(産総研)
4A07 有人宇宙技術を支える金属錯体系吸着剤○堀 彰宏(SyncMOF,VitaCarb Innovations),
4A08 イオン液体膜を用いた空気中CO2 の直接回収技術○牧野 貴至(産総研)
4A09 光を駆動力とするCO2 回収: 光異性化スイング○稲垣 冬彦(神戸学院大)他
4A10 酸素製造−サバチエ反応一体化反応器の改良とシステム検討○島 明日香(JAXA)
4A11 ガスリッチな気液二相流に適用する回転式気液分離器の研究、島 明日香(JAXA)
4A12 宇宙基地物資循環システムにおけるエクセルギー評価のためのツール開発、○佐藤 俊太(慶應大)
4A13 「宇宙基地における物資循環システムのエクセルギーをベースにした設計手法の考察及びその評価」○山崎 直子(東大(元))他
4A14 宇宙生活における実体験に基づくECLSS に関連するトピックの紹介○若田 光一
(Axiomspace)

5.定例研究会

第1回
日  時 5月29日(第1回理事会後)
タイトル 最小の植物病原体ウイロイド
演  者 (国研)農研機構 植物防疫研究部門
            上級研究員 松下陽介氏
第2回
日  時 10月29日(第2回理事会後)
タイトル 対話型鑑賞が拓く環境有機農業への好奇心
演  者 筑波大学 非常勤講師、NPO法人日本火星協会 理事
物質・材料研究機構 特別専門職
   新井真由美 理事
第3回
日  時 3月4日(第3回理事会後)
タイトル 最近の宇宙開発全般にわたるトピックスの紹介
演  者 JAXA 桜井誠人 理事

(4)表彰委員会

1.表彰式、受賞記念講演の実施

 2024年6月29、30日に愛媛大学で開催された2024年度年次大会にて、以下の通り表彰した。
【論文賞】

掛川 寿夫 氏
/ 「高濃度6価クロム含有メッキ工場排水の簡易的処理方法」(34巻4号)

【奨励賞】

オン 碧 氏
/ 「Contribution of extracellular substances to cell protective abilities against UV radiation and differentiation of germination, vegetative cells and hormogonia, during their life cycle in Nostoc sp. HK-01 (Nostoc sp. HK-01 の生活環における細胞外物質の紫外線防御と発芽と細胞分化への貢献)」(35巻1号)

 

風岡 菜月 氏
/ 「育苗施設におけるワサビ苗の生育におよぼす環境影響評価およびそれに基づく静岡県近郊におけるワサビ生産適地の探索」(35巻2号)

 

坂口 直己 氏
/ 「店頭生育維持システムにおける光環境の違いがスイートバジルの香りに及ぼす影響の評価」(35巻3号)

【優秀講演賞】

林 拓哉 氏
/ 「植物群落の風による3次元構造及び直達光強度変化の評価方法の開発」

白石 力 氏
/ 「ヤイトハタEpinephelus malabaricus飼育廃水を用いた異なる塩分環境下におけるシーアスパラガスSalicornia bigeloviiの栽培に関する研究」

小林 巧磨 氏
/ 「人工衛星とドローンを活用したインドネシア中央カリマンタンにおける泥炭地火災発生状況の調査」

松井 陽和 氏
/ 「人工光型植物工場でのアクアポニックスによるイチゴ生産」

花房 峻亮 氏
/ 「異なる出力のマイクロ波照射がホップの色調、ポリフェノールおよびLinaloolに及ぼす影響」

赤木 知裕 氏
/ 「排水処理施設において高密度発生する水生ミミズの生物学的特性と生態工学的利用の可能性」

2.被表彰者の選考

2025年度被表彰候補者について審議し、以下の通り選考した。

【生態工学会賞(貢献賞)】
ホテイ産業研究所

(5)広報委員会

1.SEE Quick配信(メール配信)の運営

SEE QUICK配信依頼に対する取り扱い方法の運用を通して、会員および関連学会からの情報の速やかな配信業務が成し遂げられ、2024年4月1日から2025年3月31日までに74回(2330より2403号)情報提供を行った。
配信内容としては、学会主催のイベントの開催案内の他、関連学協会からのお知らせ、および会員からのイベント開催案内、ならびに公募情報等であった。

2.ホームページの内容の更新

会員および一般の方へ、生態工学会の情報伝達を迅速に行うことを目的に、ホームページのコンテンツ確認作業を行い、適宜内容を更新した。

3.生態工学会リーフレットの改訂

生態工学会リーフレットの記載内容(第12期役員名簿の改訂等)の改訂を行い、HP内に掲載した。

(6)国際委員会
University of Arizona, Biosphere 2, annual symposium 2025 へのオンライン参加に関するコンタクトを行った。

(7)産学連携委員会

【「食と健康の未来を考える」オーガナイズドセッション】
愛媛大会で産学連携委員会と関西支部の主催で食と健康をテーマとしたオーガナイズドセッションを下記のとおりに実施した。

日  時 2024年6月29日(土) 10:45〜12:00
場  所 愛媛大学
主  催 生態工学会 産学連携委員会、関西支部
内  容 1.本セッションの主旨・経緯説明(10分) 生態工学会関西支部長 伊能利郎
(ダイキンアプライドシステムズ)
2.講演、話題提供(各15分、※印はビデオからの登壇)  
・神戸大学医学部附属病院栄養管理部部長/糖尿病・内分泌内科
「食健幸プロジェクト」 特命講師 高橋路子氏※
・住化分析センター大阪ラボラトリー   副技師長 松岡康子氏
「美味しさの感性評価」
・大阪公立大学大学院農学研究科     准教授  山口 夕氏※
「植物工場野菜の機能性」
・大倉工業R&Dセンター 課長   加藤尚士氏
「加圧熱水抽出技術による食物残渣からの機能性成分抽出」
3.まとめ、終わりの挨拶(2分)   生態工学会関西支部長 伊能利郎

【シンポジウム開催】

日  時 2025年3月13日(木) 14:00〜16:30
場  所 オンライン開催@ダイキンアプライドシステムズ大阪支店
テーマ 食と健康の未来&健康寿命の延伸に向けて 〜食品業界の取り組みの流れ〜
次  第 ・挨拶、支部取組み、経緯のご紹介(5分)
・基調講演(30分)『いざ!もしも!食の備えで健康に』
・医薬基盤・健康・栄養研究所 災害栄養情報研究室
室長 坪山(笠岡)宜代氏
・セミナー(25分×3=75分質疑応答含む)
・学研フードテック共創プラットフォーム 特命参与 小田一彦氏
『けいはんな学研都市におけるフードテックの取組〜食と健康の未来を踏まえて〜』
・ミツカンホールディングス株式会社戦略企画部 部長 岡本洋忠氏
『自然の力と素材を活用したイノベーション』
・日本食研株式会社 食未来研究室 室長 児玉一穂氏
『ライフスタイルの変化と食市場全体の動向』
・パネルディスカッション(25分) 〜食品業界の取り組みの流れ〜
・まとめ
・関西支部新入会員ご紹介
・終わりの挨拶
【コメント】 ・食の産業化に一歩でも近づける取組みとして技術シーズのバリューチェーン化案を提案した。
・支部シンポジウムは60名余りに参加登録いただき、当日は40名余りの方にご参加いただいた。
・ご参加いただいた皆様のアンケートからは全体を通じて幅広いテーマが扱われており、参加者それぞれにとって有意義な機会となった様子が伺えた。
・今後もアカデミアの様々なシーズのコーディネート、アレンジにより、産業化につなげる仕組みづくりを進めていきたい。

(8)次世代科学社会活性化委員会
【活動】
男女共同参画学協会連絡会の運営委員として活動を継続している。生態工学会は、男女共同参画学協会連絡会内で、日本宇宙生物科学会と供に、「男女共同参画学教会連絡会」に関する問題洗い出しWG活動を行い、2024年の男女共同参画学協会連絡会シンポジウムにてポスター発表した。世代を超えて知り合い語り合う場であるNAGOMin(NAGOMI会)も同様に継続している。第24回からは学生向けの内容、学生および大学院生の研究生活について、様々な分野で活躍する方のワークライフバランスについて話題提供した。2023年度後半より総務委員会の協力を得て個別zoomを利用した。日本地球惑星科学連合2024年大会(千葉幕張メッセ・ハイブリッド)に企画委員会とともにセッションを開催した。


(9)将来構想担当委員会
会員データを通じて、学会の発展に向けた基礎資料の収集と分析を実施した。2024年度は、入会年度ごとの在会・休会・退会状況、会員種別、会員の地域分布について調査を行い、会員の動向や地域的偏在を明らかにした。これらの調査を通じて、会員の継続傾向や構成の変化等について把握した。得られた結果は、学会運営や会員サービス改善に役立つ基礎データとして蓄積する。


(10)CELSS委員会

1.日本地球惑星科学連合2024年大会@幕張メッセ、2024年5月27日(月)
    A-OS11 陸域海洋相互作用−惑星スケールの物質輸送
[AOS11-03] 有人宇宙探査のための物理化学的生命維持装置
★招待講演:桜井 誠人 (宇宙航空研究開発機構)


2.ICES 2024 - LOUISVILLE, Kentucky
53rd International Conference on Environmental Systems
21-25 July 2024
    ・ICES2024発表
1) Asuka Shima, Masato Sakurai, Yoshitsugu Sone, Hironori Nakajima, Mitsuhiro Inoue and Takayuki Abe "Improvement of the Full-Scale Model of Carbon Dioxide Reduction-Oxygen Production Tandem Reactor" CES-2024-120, 53rd International Conference on Environmental Systems, 21-25 July 2024, Louisville, Kentucky
2) Masato Sakurai, Asuka Shima, Takuma Terao, Motohiko Sato "Development of CO2 Removal System Aiming for Compactness and Power Saving ?A Case for Using Granular CeO2?"ICES-2024-260, 53rd International Conference on Environmental Systems, 21-25 July 2024, Louisville, Kentucky
3) Nao Hoshinouchi, Jun Sato, Saneyuki Kawabata, Tomohiro Yokozeki, Kazuya Saito, Masato Sakurai, Yasuhiro Awata "Estimation of Supplies at the Base Camp for the Start of the Stay in the Lunar Lava Tube"ICES-2024-267
4) Kazuki Toma, Masato Sakurai, Shinichi Nakasuka "Regenerative ECLSS Station for Early Stage of Lunar Activities, Considering Both Crewed and Uncrewed Periods" ICES-2024-458
5) Kazuki Toma, Kusano Motoharu, Murakami Gaku, Masato Ohata, Toshihiko Chiba, Taisei Hasumi, Taiki Kitagaki, Hikono Furuichi and Masato Sakurai "Strengthening Japan's Role in Human Space Development: A Case Study of ECLSS LAB as an Education Platform" ICES-2024-456
※ ECLSS&ISRU委員会(島)、国際委員会(桜井)
※ 次回:ICES 2025 -PRAGUE, 54th International Conference on Environmental Systems Hilton Prague -Praha, 13-17 July 2025

3.日本マイクログラビティ応用学会(JASMAC-36)
    開催日:2024年9月10日(火)〜9月12日(木)
場所:同志社大学室町キャンパス寒梅館
特別企画III
「今後の国際宇宙探査で行う科学の検討サイクル構築」に向けた Task Force 報告
座長 竝木則行(国立天文台)、稲富裕光(JAXA)内田敦(株式会社三菱総合研究所)、小林泰三(立命館大学)、桜井誠人(JAXA)、松本 英登(内閣府)

4.令和 6 年度の宇宙無人建設革新技術開発「宇宙を目指す建設革新会議」スターダストプログラム「月の縦孔での滞在開始用ベースキャンプの最小形態と展開着床機構の開発」にて、実物大のベースキャンプに関して検討中。



(11)宇宙事業推進担当委員会
1. 宇宙事業推進委員会からの情報提供として、生命維持、宇宙居住を中心とした宇宙技術、ビジネスに関連するニュース、イベント、助成金等の情報をSEE Quickで配信した。(第13回:2025/3/21)

2.2025生態工学会年次大会(千葉大会)での宇宙居住関連のオーガナイズドセッションの実施に向けて内容の検討を行い、以下の通り大会事務局に提案した。
【タイトル】月面・火星居住を見据えた企業等の取り組み
【発表予定者】成原一浩(大林組) 、杉村俊輔(小松製作所) 、松本千誉(栗田工業) 、
齋藤晃央(IHIエアロスペース) 、加藤裕基(スペースデータ) 、
戸田和宏(JAXA) (順不同、敬称略)
【発表時間】15分×6件+質疑予備時間10分=100分を予定



(12)循環型社会構築担当委員会
1.2024 生態工学会年次大会(愛媛大会)でのオーガナイズセッションの開催
日  時 2024 年 6 月 30 日(日)10:10〜11:30
会  場 愛媛大学農学部大講義室
テーマ 「循環型社会構築の展望と課題」(循環型社会構築委員会)
プログラム ・循環型社会構築委員会の設立趣旨
北宅 善昭(大阪公立大)土肥 哲哉(日本有機資源化協会)
・メタン発酵消化液の濃縮技術の紹介と濃縮による液肥利用促進および脱炭素効果の実証
山ア 早百合(シン・エナジー椛謫電源開発事業部 資源循環部)
・閉鎖度を高めた栽培システムにおける循環資源の利用
遠藤 良輔(大阪公立大)
・土壌微生物の有効利用〜微生物発電の可能性〜
馬場 貴志(潟Gーイーエスラボ 代表取締役)
・物質循環型農水一体食料生産アクアポニックスの現在とこれから
遠藤 雅人(東京海洋大)

総括:循環型社会構築に関する様々な分野からの最新の研究発表参加者の関心は高く、活発な議論が展開された

2.第2回循環型社会構築委員会
日時:2025 年 3 月 4 日(火) 9:30〜10:30会場:オンライン会議
議事:2024 年度活動報告及び 2025 年度活動計画


(12)各支部活動
【北海道・東北支部】
特筆事項なし
【関東支部】
学会増強に向けた企画について検討を進めたが、実現には至らなかった。
【東海支部】
農業気象学会東海・北陸支部と合同で開催した。開催日時は 2024 年 12 月 12 日午後1〜5 時、開催場所は三重県四日市市(SYNTH ビジネスセンター近鉄四日市)であった。生態工学会会員からは、5 件の発表があった。
【関西支部】
産学連携委員会にて別途報告済
【四国支部】
2024生態工学会年次大会が愛媛大学農学部にて2024年6月29,30日に開催された。学会員を中心にサポートを行った。
29日の公開シンポジウムについては、日本学術会議、愛媛大学、日本生物環境工学会四国支部、農業情報学会の共催があった。

【九州・沖縄支部】
・日本農業気象学会九州支部2024年大会の後援(福岡県農林総合試験場,2024年12月)
・継続的な会員募集

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