【開催趣旨】
近年、沿岸域環境保全やエネルギー効率の観点より閉鎖系施設で魚や藻類を飼育しようとする試みが盛んになってきている。しかしながら、閉鎖系施設の経済性や仕様と価格と使い勝手などの点よりさまざまな問題が派生し、産業的発展の妨げとなっている。
生態工学会では工学的観点から生物と光環境調整技術などの報告を行ってきた。更なる工学と生物の融合研究を目指す一環として、循環式水棲生物飼育部会を新たに立ち上げた。今回はその第1歩として、閉鎖系施設の問題点と光による環境調整技術に焦点を当てたシンポジウムを企画した。総合討論に時間を割き参加者各位のご意見を伺いながら、今後の飛躍を図りたい。
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