生態工学会
生態工学会とは? 活動状況 生態工学会誌 入会案内 リンク トップ頁
基本方針
『閉鎖居住実験と物質循環技術に関する国際シンポジウム』のご案内 
International Symposium on Closed Habitation Experiments and Material Circulation Technology

 (財)環境科学技術研究所では、閉鎖系内における物質循環の調査のため、平成17年度より閉鎖居住実験を開始する予定です。本国際シンポジウムでは、これまでの検討結果を紹介し閉鎖居住実験の実施に当たっての技術的課題について議論して頂くと共に、広く国内外の関連研究の紹介を行います。あわせて、閉鎖系における生命維持、生態系における物質循環、そして循環型社会における技術課題に関するポスター発表を行います。詳細は、以下のホームページにてご案内しております。

環境科学技術研究所のホームページ:http://www.ies.or.jp

☆開催日:

平成16年9月28日(火)〜30日(木)

☆会 場:

六ヶ所村文化交流プラザ
青森県上北郡大字尾駮字野附1-8  TEL 0175-72-3400 FAX 0175-72-3404

☆主 催:

財団法人 環境科学技術研究所(青森県からの委託による)

☆後 援:

青森県立三沢航空科学館、生態工学会、日本宇宙航空環境医学会、日本科学未来館、日本原子力学会、日本航空宇宙学会、日本植物工場学会、日本心理学会、日本生物環境調節学会、八戸工業大学

☆参加費:

無料

☆プログラム

第1日 9月28日(火)
  9:30〜 登録受付開始 ホワイエ
(ロビー)
10:00〜12:00 環境科学技術研究所施設見学 環境研
12:00〜13:00 昼 食
13:00〜13:45 開会式
 開会挨拶 大桃洋一郎(環境科学技術研究所 理事長)
 祝辞 文部科学省、青森県、六ヶ所村
大ホール
13:50〜14:45 特別講演
 「人類社会におけるミニ地球実験の意義」
 (山根一眞、科学ジャーナリスト)
大ホール
14:45〜15:15 休 憩
セッションI 居住 大ホール
15:15〜15:45a. 閉鎖居住実験の目的と実験計画
 新田慶治*(環境研)、相賀一郎(大阪府大名誉教授)
15:45〜16:15b. ミニ地球プロジェクトのマネジメント
 増田毅*(環境研)、関口千春(JAXA)
16:15〜16:45c. エコノートの選抜訓練と食品調達法
 小松原修*(環境研)、原島恵美子(実践女子大)
16:45〜17:15d. ミニ地球におけるエコノートの作業および環境負荷解析
 篠原正典*、小松原修(環境研)、吉岡利忠(弘前学院大)
17:15〜17:45e. CEEFにおける生物の物質循環機能の評価
 多胡靖宏*、本田剛、新井竜司、谷享、小松原修、篠原正典(環境研)、木部勢至朗(JAXA)
18:00〜19:50 懇親会 大会議室「白鳥」

第2日 9月29日(水)
  09:20〜09:30 写真撮影
セッションII 閉鎖居住のための物質循環システム 大ホール
09:40〜10:05a. ガス循環サブシステムのシステムインテグレーション
 丸山一孝*((株)サイエンテック)、津賀正一(環境研)
10:05〜10:30b. 水再生サブシステムのプレシステムインテグレーション
 福田修司*((株)サイエンテック)、津賀正一、本田剛、新井竜司、多胡靖宏、新田慶治(環境研)
10:30〜10:55c. インテグレーションのための廃棄物分解サブシステムの性能試験
 津賀正一*(環境研)、芳賀秀成、中村三佐雄((株)サイエンテック)、本田剛、新井竜司、多胡靖宏、新田慶治(環境研)
10:55〜11:10 休 憩
11:10〜11:35d. ミニ地球における植物栽培試験
 新井竜司*、谷享(環境研)、北宅善昭(大阪府大)、谷晃(東海大)、齋藤高弘(宇都宮大)
11:35〜12:00e. ミニ地球における動物飼育試験
 本田剛*(環境研)、毛利元彦(日本海洋事業(株))、皆川秀夫、伊藤伸彦(北里大)
12:00〜13:00 昼 食
セッションIII 海外招待講演 大ホール
13:00〜13:25a. ヒューマン・イン・ザ・ループ閉鎖チャンバー試験実施のためのNASAの計画および基準
NASA Processes and Requirements for Conducting Human-in-the-Loop Closed Chamber Tests
D. J. Barta* and M. E. Montz(NASA Johnson Space Center)
13:25〜13:50b. 閉鎖居住実験の実施のために: 月・火星生命維持試験プロジェクトで得られた経験
Conducting Closed Habitation Experiments: Experience from the Lunar Mars Life Support Test Project
D.J. Barta*, M. A. Edeen and D. L. Henninger(NASA Johnson Space Center)
13:50〜14:15c. 先端生命維持プロジェクト: ケネディスペースセンターにおける作物生産実験
Advanced Life Support Project: Crop Experiments at Kennedy Space Center
J.C. Sager*(NASA Kennedy Space Center)
14:15〜14:40d. NASAエイムスリサーチセンターにおける廃棄物処理研究と技術開発
Waste Processing Research and Technology Development at NASA Ames Research Center
M. Kliss*(NASA Ames Research Center)
14:40〜15:05e. ESAにおける生命維持研究活動の概要
Overview of Life Support Activities in ESA
C. Lasseur*, S. Hovland and G. Tan (ESA)
15:05〜15:20 休 憩
15:20〜15:45f. 減圧下におけるピーマンの水収支
Sweet Pepper Water Status under Low Atmospheric Pressures
C. Wehkamp, M. Stasiak, Y. Zheng and M. Dixon*(Univ. of Guelph)
15:45〜16:10g. 閉鎖居住系における植物栽培の新技術
New Technology for Plant Cultivation
Y. Takashima*(Ichidai Nursery)
16:10〜16:35h. 生物学的再生による生命維持システムにおける食品加工
Strategies for Food Processing in Bio-regenerative Life Support Systems
J. Hunter*(Cornell Univ.)
16:35〜17:00i. 高度物質循環閉鎖; 生物圏モデリングと生物圏実験実施のための問題点ならびに実現への道
High Degree of Matter Turnover Closure: Problem Significance for Biosphere Modeling and Implementation, Way to Realization
S. I. Bartsev*, A. A. Tikhomirov and V. K. Ilyin(Russian Academy)
セッションIV 閉鎖居住実験改善のための技術課題 大ホール
17:00〜17:25a. 閉鎖居住実験における心理課題
 井上夏彦*(JAXA)、久米稔(早大)
17:25〜17:50b. 将来の居住実験施設に導入すべき技術
 遠藤政弘*、坂田洋、阿部康一、曽田匡洋(環境研)

第3日 9月30日(木)
  セッションV 循環型社会と閉鎖生態系(招待講演) 大ホール
09:30〜09:55a. 地球上の炭素サイクルにおける微生物の役割
 五十嵐泰夫(東大)
09:55〜10:20b. 生物系廃棄物の資源化
 皆川秀夫(北里大)
10:20〜10:45c. 閉鎖系における水生生物の利用
 竹内俊郎(東京海洋大)、大森克徳(JAXA)
10:45〜11:00 休 憩
11:00〜11:25d. 閉鎖居住実験システムにおけるエネルギー再生の可能性
 岡村隆成(八戸工大)
11:25〜11:50e. 自然の循環と人工的な循環との統一
 水谷広(日大)
11:50〜13:00 昼 食
セッションVI ポスターセッション 大会議室「白鳥」
12:00〜16:00 ポスター発表 大ホール
16:00〜16:10 閉会式
 閉会挨拶 新田慶治(環境科学技術研究所 専務理事)
17:40〜19:30 フェアウェルパーティー 三沢市内
古牧グランドホテル

☆ ポスター発表リスト

A. 陸域生態系
P-A1. 「閉鎖系陸圏実験施設に導入する植生」
鈴木 静男*(環境科学技術研究所)
P-A2. 「リモートセンシング手法を用いた樹木のバイオマス推定」
浦野 豊*(拓殖大学北海道短期大学)、大政 謙次(東京大学大学院)
B. 閉鎖制御系植物栽培技術
P-B1. 「屋内樹木の地温操作による生育制御に関する研究」
小島 洋志*(新菱冷熱工業株式会社)、蔵田 憲次(東京大学大学院)
P-B2. 「閉鎖環境を想定した省スペースLED光源植物栽培装置の試作」
渡邊 博之*(玉川大学)
P-B3. 「Removal of Axillary Bud from Leaf
-Bud Cutting to Culture Sweetpotato in a Limited Space」
露木 至*、石井、小田、北谷、森(大阪府立大学大学院)
P-B4. 「根における水および元素の吸収速度の評価システム」
安武 大輔*(九州大学大学院)、北野 雅治、和島 孝浩、Mohammad Affan、日高 功太、真木 太一(高知大学)
C. 植物とガス環境
P-C1. 「閉鎖系植物実験施設で栽培されたダイズにおける大気CO2濃度と気温の上昇に対する種子収量の反応」
谷 享*、多胡 靖宏、新田 慶治(環境科学技術研究所)
P-C2.

「分光飽和パルス法による植物葉のオゾン害診断」
小西 充洋*、遠藤 良輔、大政 謙次(東京大学大学院)

P-C3. 「オゾン暴露下における植物細胞の光合成機能顕微画像診断」
遠藤 良輔、小西充洋、大政 謙次(東京大学大学院)
P-C4. 「VOC自動濃縮採取装置の開発と性能評価」
野副 晋*(環境科学技術研究所)、谷 晃(東海大学)
P-C5. 「斑点米カメムシ類防除の研究 
−イネ科雑草の放出物によるアカスジカスミカメの誘引−」
越田 邦子*、谷 晃(東海大学)、重久 真至(滋賀県病害虫防除所)
D. 閉鎖系における食
P-D1. 「CEEFのための先端生命維持(ALS)レシピの作成と評価」
増田 毅*(環境科学技術研究所)、小笠原 淑恵(株式会社サイエンテック)、原島 恵美子(実践女子大学)
P-D2. 「閉鎖生態系実験施設内(CEEF)内での醗酵食品醸造」
宮崎 浩子*(千葉県産業支援技術研究所)、舘 博(東京農業大学)、新田 慶治(環境科学技術研究所)、村松 晉(社団法人 畜産技術協会)
P-D3. 「シバヤギ糞を菌床に用いたキノコ栽培の試み」
皆川 秀夫*、佐藤 美帆、佐野 海渡、中林 朋(北里大学)
E. 閉鎖系におけるヒトの心理
P-E1. 「空気・呼吸気分析による閉鎖系内クルーの健康管理」
西 功*(ウェストロン株式会社)、関口 千春(宇宙航空研究開発機構)、長岡 俊治(藤田保健衛生大学)、芦田 章(ウェストロン株式会社)
P-E2. 「10日間閉鎖におけるストレスと免疫系の変化」
嶋宮 民安*、若林 園恵、寺田 信幸、毛利 元彦(山梨大学総合分析実験センター)
P-E3. 「超音波が人間に与える生理的影響に関する研究」
山崎 恵*、小川 陽子、内田 真紀子、粂谷 佑子、堀田 健治、山崎 憲(日本大学大学院)
F. 閉鎖系における微生物
P-F1. 「ミニ地球における菌叢動態と衛生管理」
相部 洋一*、篠原 正典、本田 剛、新田 慶治(環境科学技術研究所)
P-F2. 「微生物現存量を正確に理解する新手法 ―物質循環の担い手としての細菌―」
谷 佳津治*、山口 進康、見坂 武彦、那須 正夫(大阪大学大学院)
P-F3. 「マイクロ流体デバイスを用いた細菌の迅速・簡便な定量」
山口 進康*、坂本 智惠子、那須 正夫(大阪大学大学院)
G. 閉鎖系物質循環技術
P-G1. 「先端的生命維持システムの物質循環制御における課題」
宮嶋 宏行*、石川 芳男(東京女学館大学)
P-G2. 「CEEFにおける物質循環シミュレーション」
阿部 康一*、新田 慶治(環境科学技術研究所)
P-G3. 「マイクロラボサット実験を目指した部分循環生命維持装置」
桜井 誠人*、小口 美津夫、星野 健、吉原 正一、大森 克徳、大西 充(宇宙航空研究開発機構)
P-G4. 「循環型集合住宅“エコタウン”のエネルギー収支に関する予備的検討」
丸山 一孝*、上野 貴子(エネルギープロダクト株式会社)
P-G5. 「閉鎖生態系内の迅速大気浄化法」
白石 文孝*、池田 祥太郎、上仮屋 直也(九州工業大学)
H. 水圏生態系物質循環
P-H1. 「閉鎖型循環式水槽におけるアマモZostera marinaの培養育成」
西野 康人*、石川 義明(環境科学技術研究所)
P-H2. 「グッピーの無通気飼育における環境条件」
吉田 敏*(九州大学生物環境調節センター)
P-H3. 「駿河湾における有機物分解過程における窒素およびリンの挙動の差異」
名取 雄太*、岩田 樹哉、鈴木 款(静岡大学大学院)、五十嵐 保正(静岡県水産試験場)
P-H4. 「吹通川流域のマングローブ生態系と沿岸海水の間の無機態・有機態窒素フラックス」
黒澤 勝彦*(水圏科学コンサルタント)、鈴木 款(静岡大学)、立田 穣(財団法人 電力中央研究所)、鳥海 治彦(財団法人 エンジニアリング振興協会)
P-H5. 「閉鎖生態系循環式養殖システムにおける物質収支の試算」
遠藤 雅人*、竹内 俊郎(東京海洋大学)
P-H6. 「水生植物、貝、ミジンコによる水質浄化」
藤田 和男*、山本 淳、小野 質、北村 雅美、斎藤、直己(岡山県環境保健センター)
I. 放射環境
P-I1. 「原子力施設から周辺環境への大気散乱中性子線量の評価」
辻 政俊*(東洋エンジニアリング株式会社)

☆ 問合せ先
〒039-3212 青森県上北郡六ヶ所村尾駮字家ノ前1-7
財団法人 環境科学技術研究所 環境シミュレーション研究部
遠藤政弘 Tel: 0175-71-1411、Fax: 0175-71-1401、E-mail: endo@ies.or.jp
多胡靖宏 Tel: 0175-71-1402、Fax: 0175-71-0800、E-mail: tako@ies.or.jp


| 生態工学会とは | 活動状況 | 学会誌 | 入会案内 | トップ |

生態工学会事務局  E-mail: office @ see. gr. jp